子育てコラム〜男女の性質の違いを考える〜
🍃教育というよりも、心理、人にそもそも興味があります。カウンセラーの資格を取ったのも、仕事で活かせるというのもないわけではないですが、そもそも興味が強いと思います。
🍃ほとんどの悩みの根本は「人間関係」だと、アドラーさんも言っています。本当にそうだと思います。よく相談ででるのは、「お母さんと男の子」です。お互いに不満がでるのは、お互いの性質の理解が足らないことが原因である場合が多いです。個々の性格ではなく、異性であるがゆえの性質の違いを理解していくことが必要だと思います。つまり男女の性質の違いですね。我が家でもママに長男はバッチバチに叱られています…まったく言うこと聞きません(笑)。
🍃これは人間関係問題の相談に乗る際に必要な視点だと思います。親子関係ではなく、夫婦や、友人関係でも参考になるかもしれません。ある本に面白い一節がございましたので、少し抜粋して紹介させていただきます。女性の皆様、貧弱な男どもをよろしくお願い申し上げます(笑)。
◆人間の体には、四千㏄の血液が流れています。男性はそのうち千㏄で出血すると出血多量で死んでしまいます。女性は、四千㏄のうち三千㏄失っても生きています。何千年という歴史の中、女性があまりにも強いので、弱そうに装わないと男性とうまくやっていけないということを知り、二千㏄失うと死んでしまうような素振りをするようになりました。そして、横座りをして、よよと泣いてみせるなど、装う知恵をつけています。
◆男性は、千㏄失うと死んでしまうのですが、あまりにも女性と比べて弱すぎるので、強そうに装うことを見つけました。強そうに生きていかないと、女性に太刀打ちできません。ですから、男性は常に虚勢を張り、強そうに、偉そうに見せて、二千㏄失っても死なないような素振りで生きています。女性は三千㏄なくしても死なないのに二千㏄で死ぬようなそぶりをしながら生きています。そうして、二千㏄で折り合いをつけて、お互いが誤解をしながら生きてきました。男性と女性は、同じ人間、同じ生物と思った瞬間から、誤解が始まります。
◆偏差値でみると、これ以上低いところがないという人は、ほとんど男性で、反対にものすごく優秀な人も男性です。ものすごく優秀な人と、どうしようもない人のふたつに分かれていて、まさに紙一重。男性は、自分の優秀さではなく、ある事情によって、能力が高くなるか、低くなるかが決まります。それは「いちばん身近にいる女性の賞賛」です。母親によって、ものすごく褒められて、愛されてきた男性は、褒められると優秀になる可能性があります。
◆女性は生まれながらに優秀なので、どんな教育環境のもとでも必ず先天的な優秀さを持っている。女性は、そういうことを教わったことがないから、男性も全部同じだと思ってしまうのです。
◆たとえば、夫がお風呂に入る前に、あちこちに服を脱ぎ散らかしていったとします。それに対して「なんでお風呂場の前で脱がないの」と言っても、通じません。女性は優秀なので、こういう感覚が絶対に解りません。一ヵ所で脱げばすぐ片付けられると考えられます。男性は単純で、正しいかどうかという判断力がないため、なぜ一ヵ所で脱がなければいけないのかが解りません。女性はきちんとしているのがあたりまえですが、男性は、なんできちんとしないといけないのかが解りません。
◆プロの料理人に男性が多いのはどうしてでしょうか。それは、女性が「あなたの料理は美味しいからプロの料理人になれるよね」と褒められても、頭がよいために、「このくらいの味付けをできる人はたくさんいるだろう」と思います。男は単純だから「けっこう料理が上手。料理人になれるね」と褒められると、そうかなと思い、一気にプロのほうへ行ってしまうのです。
◆歌手の美空ひばりさんは、母親に賞賛された結果として天才になった女性ですが、たまたま肉体は女性だっただけで、魂は完璧に「男」、男性と同じでした。ですから、褒められることで、天才へと育ったのです。女の子に生まれついたけれども、どうも性格的に男の子みたい。となれば、母親が賞賛すると、天才へと育っていきます。
◆子どもはあら捜しをすると、萎縮してしまうので、伸び伸びと育てたほうがいいようです。女性は、母親として子どもを育てるときも非常に大きな影響がありますが、妻として夫をはばたかせるかどうかも、賞賛により、とても違ってくるようです。
「笑顔で光って輝いて 著:小林正観」より
まだまだ私の経験値では書けない文章です。ご参考になりましたら、幸いです。僕はそっとこれを家のリビングに置いておこうと思います。