塾選びに必要なのは知識①

大手塾進学塾に通っている方からの相談事例。

「授業についていけていない気がする」

「宿題が適当になっている…」

「比較されすぎて劣等感が…」

大手進学塾に合う生徒は、学校の勉強は楽勝♪というのが基本だと思います。基礎はできて当たり前、発展問題を解きまくる！高校入試で9割を取っていく力、トップ校合格のためのカリキュラムです。合う生徒には素晴らしいシステムだと思います。が、合わない場合は勉強が嫌になってしまう場合もあります。自信喪失もあります。大手進学塾で無理をして集団塾がトラウマ状態の生徒にもたくさん出会いました。 「大手進学塾でついていけない＝上位校は無理」ではありません。そのスタイルが合っていないだけです。ただ集団授業や、競争意識は高校受験には必要だとも思います。


個別指導塾に通っている方からの相談事例

「楽しんで行っているのですが、成績が…」

「勉強時間が足りていない」

「先生が慣れてきたら変わってしまう・・・」

授業はとても楽しいと思います。普通分かりやすいです。自分に合わせてもらえるのだから当然です。ハードルを合わせて学ぶことはとても良いと思います。ただ勉強のカリキュラムは目的レベルからの逆算で考えなければなりません。自分のペースに合わせてもらっているだけでダメな場合もあります。引っ張り上げる力が講師に必要です。個別指導の場合担当講師（大学生講師が多い）に任せっきりの場合は多いと思います。となると講師スキルに懸かっています。距離が近い分良い先生にあたるとやる気もでます。良いですね。僕は14校舎の管理をしておりましたので、劇的に伸びる子もたくさんみてきました。ただ僕が携わっていた個別指導塾は教室長の一斉授業も混ぜていました。集団指導を混ぜることで個別指導の短所をカバーできたからです。例えば季節講習です。特に中3になると長時間の学習が必要になります。個別指導のみでスケジュールを組むとなると高額になるというのもありますが、いつもの“良い”先生が全てつくことは物理的に難しい場合が多いです。講師が大学生の場合、学年や時期によってシフトからすっぽりと抜ける場合もあります。保護者の方は、運営面の知識は普通ありませんから、その時にならないと気づけません。弱点改善や質問しやすさなど個別指導の良さもあります。またそもそも大手進学塾が合っていないなら、個別指導塾しかない、というのが実情かもしれません。