子育てコラム 〜教育と虐待〜

🍊期待をするというのは大切だと思います。頑張ることに繋がる場合もあります。ただ期待とは時に難しいことでもあります。

🍊「期待するのを辞めました」という言葉。実は面談時に保護者様からよく出る言葉です。この言葉の真意は「期待すると、子どもにきつく当たってしまうから。そもそも期待しなかったら怒りもでない」というご自身を安定させるためにそう思考するようにしている感じでしょうか。

🍊先日もいたたまれないニュースが名古屋でありました。わが子の幸せを願うための教育のはずが、最悪の結果になってしまった。わが子を手にかけるとはどのようなメンタリティだったのか…。とても悲しく思います。

🍊そのニュースをテレビで見ていて、「教育と虐待」というテーマが取り上げられていました。わが子の幸せのため、そのために勉強。勉強!勉強!勉強!進学!進学!となっていくと、そもそもの目的を忘れてしまう。親が周りを見えなくなってしまう。

🍊特に中学受験などは、まだ自立心が十分でない年齢の子たちですから、親のパワーが強烈に影響します。狭き門を勝ち抜くために、「いい中学にいくことが絶対!」くらいの追い込みをします。これは中学受験専門の学習塾もそういう空気があります。合格するために効果的なノウハウである、という視点でいうとたしかにそうかもしれません。

🍊一つのノウハウと理解し受け止めていればいいんですが、気づけば親もドップリそう考えてしまう。是が非でも有名ハイレベル私立へ。お子様のレベル(タイプ)と志望校が大きくずれていたり、明らかに中学受験向きではない子が、毎日長時間夜遅くまでとりあえず塾の机に座っていたりするのです。もちろんうまくは進まない。お子様の表情は暗くなっていきます。保護者様も悩まれます。

🍊僕がよく保護者様にお伝えするのは、「今希望している選択肢がすべてではない」ということです。視野を広げてもらいます。先ほどの中学受験の例では、中学から受験するメリット·デメリット、また高校から受験するメリット·デメリットを説明します。どちらが良いとか、どちらかを勧めるとかは基本しません。

🍊僕は中学受験から大学受験までの専門塾を立ち上げ、運営責任者として従事してきました。それぞれ市場には専門塾がありますが、例えば中学受験塾の先生は、私立中学にいくことが素晴らしいという考えをお持ちの方が多い。「この子、合格は厳しいなぁ~」と思っても、中受を諦めることを勧めるようなことはしません。

🍊僕が塾業界に身を置き、実は問題だと思っている点の一つです。長期的目線で気軽に相談できる、塾や教育環境に詳しい人ってあまりいないのです。幅広い選択肢や、正しい知識があれば、イメージからずれた状況になっても落ち着いて修正することができます。どうすればいいかわからない!となると不安になるし、焦りにつながります。

🍊僕の経験が「教育相談」という意味で、地域のお役に立てるとしたら嬉しく思っております。なので、爽数研生ではないご兄弟様の相談でも大歓迎ですし、そろばん生の塾選び相談も大歓迎です。実際に高校3年生の相談や、中学受験の塾選びについては春からいくつかご相談いただきました!

🍊選択肢が増え、正しい知識が増えることで、視野は広がります。保護者様のメンタルの安定は、お子様の成長にプラスの影響が大きいです。僕の知識や経験が少しでもお役に立てば幸いでございます。運営組織の名前を「爽育community」としておりますが、爽やかに子どもたちを育む相互関係ができればいいなぁと思っています。

🍊あ、そのうえでお子様には大いに期待してあげてくださいね。爽やかに期待することがポイント!笑
顔で爽やかに、全力で愛を込めてです。

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